はじめまして。
「にこぷら新地」の運営団体、NPO法人DT08です。
ディーティー・エイトと読みます。
田園都市線の渋谷から8番目の駅、二子新地駅の駅番号が由来です。
アート×コミュニティスペース「にこぷら新地」に関心をお持ちいただきありがとうございます。
さて、この「にこぷら新地」ですが、多くの方が、一体どんな施設なのかわからないと思います。
作られた経緯やどんなことができる場所なのか。
そして、DT08がどんな想いで運営に関わり始めたのか、どんな課題があるのかなどを、簡単にご説明したいと思います。
経緯
2006年より、二子新地〜溝の口駅間の複々線化によって生まれた高架下の利用について、東京急行電鉄(株)と二子新地駅周辺住民(町会、商店街、まちづくり団体、市民)によりワークショップが行われてきました。
そのワークショップを通じて、
- 地域活動や情報発信をする拠点
- アート創作や発表を行える場所
- 地域の生活文化を発信する拠点
- 地域・沿線のさまざまな人が交流し、楽しさを生み出す場所
といった地域住民からの提案を受け、東京急行電鉄(株)が “地域住民が自主運営するコミュニティ施設”を建設し、沿線地域のために提供してくださいました。
そして、住民主体の運営組織として、ワークショップに参加していたメンバーを中心にした有志で、2013年10月、特定非営利活動法人DT08(ディーティー・エイト)を設立し、2014年6月、東急と賃貸契約・運営協定を結びました。
施設名は「にこぷら新地」と決まり、運営がスタートしました。
※にこ:二子、ニコニコ(笑顔) ぷら:プラザ(広場の意)、ふらっと・ふらりと
目指しているものと課題
生まれたばかりの「にこぷら新地」。まだまだ赤ちゃんです。
DT08のコアメンバーは8名おり(NPO法人の理事でもあります)、地域のために!と想いを持って、施設運営に参加しています。
ただ、人件費・家賃・光熱水費・通信費を始めとした、施設の運営管理にかかるさまざまな費用は、住民側(DT08)が負担することになっているので、適切な収益がないと、施設の維持ができません。施設内の備品などもまだ揃っていません。
※現時点ではDT08のメンバーの持ち出しで運営が行われています。
また、それぞれ仕事、家庭での役割、地域活動なども行っているため、マンパワーにもどうしても限界があります。
「にこぷら新地」を維持していくため、地域のみなさんに、さまざまな形で参加していただくことが不可欠です。
「にこぷら新地」は、地域の人々のための場所であるので、公共施設的な性格をもっていますが、「行政(自治体)の設置した公共施設」ではありません。
その分、自分たちでやらなくてはならないことが多いのですが、「行政の設置した公共施設」のようにその使途が定められたものではないので、「自分たちの手で、自分たちの場所として、育てていくことができる」非常に可能性のある場所とも言えます。
DT08は、地域のみなさんに「にこぷら新地」へ関心・興味を持ち続けていただき、それぞれができることを持ち寄り、よちよち歩きの「にこぷら新地」を一緒に成長させていきたいと考えています。
はじまったばかりの「にこぷら新地」。
楽しく、まちを元気にしていきましょう!
2014年7月
特定非営利活動法人DT08